メコン川1泊2日 スローボートの旅
メコン川1泊2日のスローボードの旅は凄く印象に残ってる。
ただ、船の上で揺られながら2日間ボートの上でぼ~っとしてるだけ。
スローボード乗り場でチケットを購入。
スローボートは頻繁にでていないので、のれない事もあります。
私は乗れず、元東大教授のキミさんとの出会いがあったりしましたね。
http://ponsan.hateblo.jp/entry/20130308/1362750247
無事チケットを購入したら、船へ。
パークベンまで110.000kip
ルアンパバーンまで220.000kip
欧米人であふれるスローボード。
エンジン丸出し!!笑
凄くうるさく、話声が聞こえない。
船から見える景色をぼーっと眺めながら、
考え事をする。
様々な民族が住んでいるようです。
パクベンで宿泊し、朝から出発。
同じ人間という生き物の中で、自己の利益のために地位や名誉や権力や金を求め争う世界。世界が欲で溢れ、戦争が起きていても、自分はこんなものを追うほど惨めで卑しい生き方はしたくない。
音楽を爆音できいているのか、のりのりで歌いながら外をずっと眺めている女性。自由だ。彼女は自由である。
ぼくたちが知らない世界が存在し、知らない人間が住んでいる。
ボートにゆられて考える。
生きるとは?死ぬとは?自由とは?一体何なんだ?
哲学書を読んだって、答えなんてでない。
そんな訳のわからないことをボートに乗ってて2日間考えていたなぁ。
上膳は水の如し。水のように流るるように生きる。
水は自分の人生を主張せず、低い方へ自然に流れる。
人間の欲望は果てしなく大きくなるのが特徴。これでよいという満足の境地には中々たてない。不思議なもので欲を満たせば、また次の欲がでてくる。
水の流れに任せ、自然の摂理に従い生きる人生をしている人はいるだろうか。
受動的で積極的に動かない人生。それこそが私の人生?
自分の人生に合う生き方なのかな・・。
ボートに揺られて過ごした2日間は、長いようで短かった。
結局、答えなんてでない。いつだって出ないんだけどね。
それでも時間が過ぎていき、歳をとり、何年後かには死んでしまう。
生理的欲求を満たすことができ、美しい景色をみて、様々な国と人を見ることができることはこの上ない幸せである。
だから私は、旅というのが生きるモチベーションでもあり、最大の幸せの瞬間。
死ぬまで旅したい。
まだ見たことのない世界を追い続けるワクワク。予期せぬ人との出会い、食との出会い。何秒後に何が起こるかわからない、想像もできない世界が待ち受けている。
それが私が旅に出る理由なのかもしれない。