たびとーし

旅と投資(たびとーし)とおもろいこと。特にテーマはなく、書きたいことを書いてます。

カンブリア宮殿 アジア市場

カンブリア宮殿 アジア市場に挑む企業についてのレポート。

 

攻防20年!ついにトップシェアとなった

広島の南西部廿日市にある、フマキラー。

フライモスキートキラーを略してフマキラーというが、蚊取り線香のVAPEで有名な会社だ。

日本では、少子高齢化で市場は飽和状態。

フマキラーの売上高はどんどん下がっている。

そんなフマキラーを救ったのは、インドネシア。

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ジャカルタで使っている殺虫剤は、「ファペ、ファペ」と皆が呼んでいる。

 

そこにあったのは「VAPE」の文字。そう、その中身は蚊取り線香のベープだ!!

フマキラーはインドネシアの蚊取り線香業界でトップシェアをとっている!!

 

社長就任後トップシェア獲得した、山下社長。

日本は蚊の発生が3ヶ月のに比べ、インドネシアは1年中蚊が発生し、人口が2倍となり、単純計算で8倍になる。1年中蚊取り線香が必要となる場所だ。

 

また、デング熱という、ウイルスを伝染して人が死ぬものを蚊が持っている。

年間15万人の患者が出て3000人が死亡している。蚊取り線香は、人々の命を守る大切な商品だ。インドネシア向けに開発した蚊取り線香。ワルンという個人店舗においていく草の根営業。エリアが終わるとまた次のエリアへと行く。

 

小さい地域で№1になることを大事にしていて、現地で必要となる商品を作り、現地に受け入れられる売り方をする。地道の努力でインドネシアの売り上げが50億円になった。と語る

「山下さんが大事にしている3つのこと」

 ①その国を好きになる

②事業ででその国の発展に貢献

③東京(本部)のいうことをきかない。

 

次は

アジア市場で大ブレイクしている哺乳瓶をつくる、ピジョン

哺乳瓶をつくり、少子化の逆風の中で売上高があがっている。

哺乳瓶の国内シェア8割以上なのだ。

 

哺乳瓶の鬼と言われる、創業者の仲田さん。

この方は開発が大好きな人で、「営業なんてバカでもいい。わしは売れる物しかつくっとらん」と言うそうだ。

夜の街に行き「970人の乳房を吸いまくった」と新聞記事にも記されたいたようだw凄い。。。

ピジョン 母乳実感哺乳びん耐熱ガラス240ml ライトグリーン

ピジョン 母乳実感哺乳びん耐熱ガラス240ml ライトグリーン

 

哺乳瓶に1か月用、3ヶ月用、6か月用があり、

赤ちゃんは吸って飲まないから大人が飲もう哺乳瓶で飲もうと思っても上手く飲めない。そして、赤ちゃんの飲み方は全世界共通だ。」と現社長の大越さんが語る

 

平和に関わる商売ないかなと考えて、「哺乳瓶」を考えついたそうだ。

中国市場で100億円。

しかし、ピジョンの偽物が多くでているそうだ。模倣されるだけ有名になっているという。

店頭でお客が、商品が本物か偽物かわかるようにしているようだ。

 

ピジョンは1200円するのに対して、他の安いものは400円だ。

中国は一人っ子政策のため、愛情をかけている子供にたいしてお金など問題ではないと言う。

 

巨大な病院でお客をとりこんでいる。そこで母乳・育児のアドバイスをしている。

哺乳瓶を売るというのではなく、母乳相談にしている。中国の病院の特徴として、哺乳瓶のアドバイスはしていない。

母子向けの休養施設が次々と作られている人気のサービスに目を向けていたのだ。

 

子供が生まれる前からブランドを認知してもらう作戦も行っている。

最大の成功要因は2つあるという。

 

・常に研究開発をして、いいものにアップグレードしている。

・日本の赤ちゃんにうけたものが他の国にいってうけないわけがない。

 

アジア進出を考える企業へアドバイス

「アジアはこれから、その国々の扱っているタイミングをはかっていく。私自身、やってみなくちゃわからないと思っている。それに、やっていく前にやめておこうといっても何も進まない。どう考えてもアジアはこれからだ。」と熱く語る大越社長。

 

次は

アジアを果敢に攻め続ける企業、楽天

わずか6人で始めたベンチャー企業。常に世界を見据え、14カ国で世界提供しているKobo。

 

2年前に社内共通語を英語にし、社内も全て英語。

まさに日本企業ではない。飛び交うのは、英語、中国語。

新入社員の3割が外国籍。また、70カ国以上の社員が働いている

 

アジアの攻略のカギは、台湾にある。

ヤフー台湾とPCホームが2大シェアだが、台湾楽天をつくり参入している。

楽天は仮想商店街となっていて、コンサルタントがいるのだ。コンサルタントを通じ、一緒に商品を作っていく形をとっている。

出店社のホームページと経営分析をしてアドバイスをする。

我々が成長すれば、店舗も成長をする。

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アマゾンに挑む、三木谷社長はこう語る

日本のおもてなしのマインドはアジアで話していても受けがいい。

大きな差別化になるので、いかに現地に移植していくか。

チャレンジして失敗もすると思う。そういうものを社会として称賛する文化が必要。

 

今日もカンブリア宮殿面白かった!!!

前へ前へ、ガンバレJAPAN!!