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たびぽん

旅のぶろぐとおもろいこと。特にテーマはなく、書きたいことを書いてます。

センスを磨く為に文化財を見て回ってみる。ジョルジュ・ルオー展

センス入門という本がある。
走り書きで汚いけど、
内容を自分なりに図式化するとこんな感じ。
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特に重要文化財を見て回るとセンスが磨かれるということが書かれていて、やってみようと思った。
本物に触れる事で自分の中の何かが刺激されて、美意識が磨かれると思い、近くの私立美術館に足を運んだ。
 
伊丹私立美術館では、ジョルジュ・ルオー展が開催されていた。
キリストに強く影響を受けていたのか、キリストを描く展示か多くあった。
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それ以外には真ん中の道化師や、右の古びれた町外れにて。
といった社会の底辺の人々を油彩で描いたものが数多くて展示されていた。
 
ミセレーレと呼ばれる、ルオーが41歳から56歳までの15年間の作品では、生と死の現実を直視しているような作品が描かれている。
労働に打ちひしがれる人々、腐敗する権力者、道化師と淫婦といった作品を白、黒だけの版画の世界が楽しめる。
人間の本質的な部分がよくわかる為、思わず目をそらしたくなるような作品も多いが、私はとても好きな作品だった。
 
当時のルオーがどんな状況におかれ、どんなおもいを込めて描いていたのかを想像する。
きっと、自分自身がつらい状況下に置かれており、その状況下でも現実から逃げずありのままの世界を表現したのだと思う。過激な表現をすると、人間は人間によって殺される。と言ったことを伝えたかったのではないだろうか。
しかし、道化師などありのままの人間やキリストの世界の作品が多いことから、ルオーのメッセージの本質は「救い」であったのだろう。
 
信ずれば救われる。きっと彼は、そう信じて、涙を流しながら作品を描いていたのだろう。 
センス入門

センス入門

 

 

ジョルジュ・ルオー サーカス 道化師

ジョルジュ・ルオー サーカス 道化師