何かなくせるものはないかを考えてみる。
Apple創業者のスティーブ・ジョブズは言った。
『必要なものを考えるのは重要じゃない。必要じゃないものをどれだけ考えられるかだ』
そういう考えのもとで製品が作られる。
http://ponsan.hateblo.jp/entry/2014/01/18/161149(MacBookAirが家にやってきた)
でも紹介したようにApple社の製品には無駄がなく、限りなくシンプルだ。
ひとつの物事に取り組んでいたり、人とアイデアを出し合っていると色んな意見が飛び散り合う。あれもしようよ、これもやりたいね。
あれこれとアイデアを盛り込んでいると、一体何が一番の魅力であったのか?気づかないうちにぼやけてしまう。
「何があれば十分か?」もしその方向で考えが行き詰まったら、「何かなくせるものはないか?」と引き算の視点に切り替える。
掃除機で有名なダイソンは、「掃除が面倒」「子供が手を入れたら危ない」という不満に注目して、いっそ羽をなくすことはできないだろうか?という考えに至った。
そこから生まれたのが羽のない扇風機で話題になった「エアマルチプライアー」
扇風機には羽があるもの。
ダイソンは、何十年も続いていたそんな常識をなくせるかも?という発想ひとつで、壊してしまいました。
+ではなく、−に。
削って、削って、削ったあとにシンプルで愛される製品が作られるのかなと思いました。