たびぽん

旅のぶろぐとおもろいこと。特にテーマはなく、書きたいことを書いてます。

楊令伝 15 天穹の章

楊令伝 15 天穹の章 (集英社文庫)

楊令伝 15 天穹の章 (集英社文庫)

 

楊令伝15巻を読み終わってしまった・・・。

ただただ悔しい。

北方謙三氏の作品は、三国志・水滸伝と読み続けて、今楊令伝・岳飛伝といった感じだ。

僕の中で、北方謙三が作る物語は特別なものだ。

108人の星が集まり、その続きを描く楊令伝。

 

そして、今回の15巻を読んだ感想。

この長きにわたって、時間を忘れて読み続けることができる物語であった。自分が楊令伝の中で生きるとしたら、どういう風に国を感じ、どんな生き方をして、どんな志を胸に抱いていたのかを想像してしまう。

この巻では、大好きな武将が次々に亡くなった。

なぜなんだ・・・。

凄く悔しい思いがこみ上げてくるのと同時に

嗚呼、これが人生。とも感じる。

人間として生を与えられた時から、理不尽な人生でも受け入れなければならないように、この物語を受け入れなければならないのだろう。

 

上手く表現できないけど、小説の中に武将達が息をしているのだ。

何か時代を越えて私の中で武将達が生きている。

本当に数多くの武将が死んだ。

小さい頃から一緒に生きてきた友人が死んでしまう感覚。

涙があふれ出した。

死にたいと望むものが生き、生きたいと望むものが死ぬ。

やりきって死ぬ人生もあれば、受け入れがたい死を受け入れて死ななければならないものもいる。

この本に対して賛否両論はあるだろう。

しかし、私は心の底から、北方氏が紡ぎだすストーリが大好きだ。

これだけ壮大な物語を描き切ることは、できるモノではない。

魂を揺さぶられた小説は初めてだ。

毎刊発売するのが楽しみでしかたなかったし、かみしめるように読んできた。

本巻でひとまず終わったが、これからの生き残った英雄の物語に期待している。

特に、岳飛、史進、呉用、秦容、燕青。次なる物語が待っているだろう。

ありがとう、楊令伝。

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